macOS Catalina 10.15 がリリースされました。いつもは動作に支障が出るほどの大きな不具合がなかったのでTimeMachineバックアップも取らず気安くあげてしまったのですが、これが大きな間違いでした。
何が起こったかというと、
・起動後2,3分は普通に動くが、その後画面がちらつきはじめて、右クリックメニューや、左上のりんごマークをクリックした後のメニューが1秒くらいで閉じてしまう
・文字を入力しているときにコントロールが奪われて、文字抜けが発生する
という、通常動作に支障が出るレベルの不具合が発生しました。とくにメニューが1秒くらいで閉じてしまうのがキツく、再起動しようとカーソルを動かしている間に閉じてしまい、なかなか歯痒いものがありました 汗
外部ストレージバックアップを取っていなかったので、リカバリーしようと思ったときには内部バックアップはCatalinaに上がったものしか残っておらず非常に困ったのですが、なんとか解決したので他にもお困りの方がいらっしゃるかと思い、原因と対策を投稿しておきます。
原因
原因は、Karabiner Elements でした。私は外付けでWindowsキーボードを使用しているので正常にキー入力するには必須のアプリです。これがCatalinaに上がったことで正常に動作せず暴走していたようです。
対策
1. アプリケーション – Karabiner-EventViewer を起動する
2. システム環境設定 – セキュリティとプライバシー – 入力監視に、以下の2つを追加する
$ open /Library/Application\ Support/org.pqrs/Karabiner-Elements/bin/
・karabiner_grabber
・karabiner_observer
3. 以下のコマンドを実行し、karabiner_grabberとobserverをkillする
$ sudo killall karabiner_observer karabiner_grabber
4. OSを再起動する
これで正常に動作するようになりました!
「Catalina ちらつき」などで検索してもなかなか同現象に悩んでいる人が見つからず、非常に苦労しました。もし同じ現象にお悩みの方の参考になれば幸いです。