IC-PW1のTUNERキーの遠隔化と1.8/1.9MHzアンテナ

久々に休みをもらったので、実家に帰って設備メンテをしました。

もともとリモートシャックを構築していましたが、IC-PW1はPOWERキーしか遠隔でON/OFFできていなかったので、今回はTUNERキーも同様に改造してみました。

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リモートシャックの根幹部

フロントパネル右下から生えている怪しげな線がそれ。サービスマニュアルとにらめっこしながら改造しましたが、基板レイアウトがマニュアルと違ったので、結局テスタで当たりながら探り探りやりました。(※改造大変だし、見た目も汚いので、ぜひ新IC-PW1ではACC3みたいな感じで制御端子を外に出してください。もしくはLANで制御がスマートかな・・・お願いしますICOMさん!)

この線はローテータコントローラの上に載っているアンテナ切り替えボックス内のCPU基板に行っていて、パソコン上からIC-PW1の電源ON/OFF、TUNER ON/OFFができるようになっています。ソフトはアンテナ制御ソフトと共用で、ローテータ、1.9/3.5MHz切り替え(RCS-8V制御…PW1のアンテナ端子が5個あれば要らないのですが)、IC-PW1のスイッチ制御に対応しました。なおローテータコントロール用のCPUは秋月のものでは対応できなかったので、本家のA/D付CPUを組み込んでいます。

ant
自作アンテナ制御ソフト

そもそもTUNERなんて入れっぱなしでいいじゃんと思いますが、SWRが悪いと保護が働き?(原因不明)勝手にOFFになってしまうことがありまして、リモートからいざ運用しようとしたときにチューナーが使えないと全く電波が出せませんので、今回対策することにしました。これで自宅から安心してリモート運用できます。

ちなみに当たり前ですが、アンテナのSWRが良ければTUNERに頼る必要はないので、今回TUNER勝手にOFF問題の火種となった1.8/1.9MHz同時給電アンテナも合わせて調整しました。1.8MHz帯はSWR:1.0、1.9MHz帯は1.4程度まで落ちましたので、当面はTUNER OFFでいけそうです。

このアンテナは以前KCJ TOP BANDコンテストでよい成績を収めることができたアンテナで、片側は1.8/1.9MHz共用で1本、もう片側は1.8MHz、1.9MHzそれぞれ1本ずつの計3本の逆V(と呼んでよいのか??)です。絶妙に同調がとれているようで、たまにメンテしないとすぐに共振点がずれてしまいます。1.8MHz帯は同調がブロードでいつでも調子がよいのですが、1.9MHz帯はちょっとでもずれるとSWRのボトムがなくなってしまうので困っています。

 

「IC-PW1のTUNERキーの遠隔化と1.8/1.9MHzアンテナ」への4件のフィードバック

  1. こんにちは 今 IC-PW1 IC-7610で遠隔操作の準備しているのですがアンテナが多くてRCS-8V を使っています。遠隔でRCS-8Vをリモートするノウハウ教えて頂けないでしょうか

  2. うちと全く同じ構成ですねhi

    まずスイッチのうち1つを、内部配線を外して無効にして、そこを遠隔操作専用ポジションにします(そのポジションにいる時は、どこのアンテナも選択されない状態)。うちの場合は5番目を遠隔操作用にしました。

    あとはPCから制御できるI/O(USB制御できるものが便利)を用意して、狙ったアンテナのリレーをONにするだけです。リレーを駆動しないといけないので、I/Oの先に適当なトランジスタかFETをつけて電流を流せるようにしないといけないですね。ご承知かと思いますが、リレーは巻線(インダクタ)なので保護ダイオードもお忘れなく。

    https://www3.panasonic.biz/ac/j/control/relay/app_circuits/index.jsp

    ご参考になれば。

  3. ICPW1の本体をつなぐ10本の信号線は,パネル間は3CHのシリアル通信(①本体→パネルLED,②パネルSW→本体,③本体→パネルMETER)とパネル上の電源on/off SW検知ラインで構成されています。
    シリアル通信3CHのプロトコルはほぼ解析済みで信号線にブランチ接続したアダプターをつかって電源on/offやパネルSWの押下情報をリモートコントロールできることは確認できています。パネルLEDのリモート側への伝送はアダプター回路に設計ミスがあったので完全に再現できていませんが,設計を見直した回路基板が完成して動作検証待ちです。
    電源on/offとチューナー動作を含むパネルSWのリモート操作だけならパネルの回路に触ることなく信号線にブランチするだけでリモート操作可能です。

  4. 何と、操作パネル-PW1本体間はシリアル通信で、さらにプロトコルまで解析済みでしたか!それはすごすぎです。。
    こちらは単純にスイッチ押下を模擬するめちゃくちゃアナログな方法で対応してしまいました。ローテーター制御も同じです笑

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