ここ数年7MHzのコンディションが芳しくなく、日本国内向けはほぼ遊べずつまらなかったので、多少でもDXに飛ぶようにできないかと改善を検討していました。
本当は7MHzの2エレが欲しかったのですが、それほど頑丈ではないパンザマストにローテータが1200FXとやや心許ないので、そのまま載せられる Nagara NTD-3040II を選定しました。これによってもともと3.5MHzの逆Vに無理やりのせていた10MHzも強化されました。
ちなみに1200FXの耐GD2は[1000]で、20m高, 30m/sの風速を想定しているようです。もし2エレの NTA-3040DII を選定した場合GD2が[900]と余力ほぼゼロでしたが、1エレの NTD-3040II では[570]と安全率が2倍弱とれますので、無理をせずこの辺で妥協しました。メンテナンスフリーのリモートコンテストステーションを目指していますし、台風で吹き飛んだりして近隣への影響がでてしまうのも困りますしね。
第1パンザ
バンド | アンテナ |
---|---|
7MHz | 逆V |
7/10MHz | ナガラ NTD-3040II |
14/(18)/21/(24)/28MHz | ナガラ NA-38DX |
50MHz | クリエート CL6DX x 2 (6エレ×2) |
第2パンザ
バンド | アンテナ |
---|---|
1.8/1.9MHz | デュアルバンド 3線 逆W |
3.5/(3.8)MHz | 逆V |
144MHz | クリエート 2×213 (13エレ×2) |
430MHz | ナガラ SS-4132 (33エレx2x2) |
1200MHz | ナガラ GS-240 (60エレx2x2) |
2400MHz | マキ HGL-2457 (57エレLoop) |
※かっこはチューナー併用
NTD-3040IIは、他のアンテナに影響を与えないように45°ずらして設置しました。またSWR特性ですが、7MHzの共振点が低く7.030 CWバンド内で1.3以下、SSB 7.100あたりで1.8くらいでした。
組み付け方法で50kHzほど共振点を上げることは可能なようですが、CWメインなのと、チューナーを入れれば7.000 – 7.200までカバーできるので良しとしました。
なお10MHzは全域1.1以下でチューナーいらずでした。素晴らしい。
まだ定量的な評価ができていませんが、7MHzは短縮ではありますが下についているフルサイズの逆Vよりも若干S/Nが良い感じがします。10MHzは当然ではありますが、3.5MHzの逆V+Tunerよりかなり良いです。
一応、7MHzの逆Vは残して遠隔からも切り替えできるようにしていますが、しばらく聴き比べたら逆Vは撤去してNTD-3040IIに一本化してしまう予定です。NTD-3040IIは雪に弱いとの噂もあるので、冬を越してみてからですかね。