リモートの実証実験を始めてから約10年。長年温めてきた?リモート無線局の動画をTwitterで公開してみました。
リモート アマチュア無線局の顛末をブログにまとめはじめました。気付いたらPoCから足掛け10年みたいです。https://t.co/fPMiQV413Q#アマチュア無線 #リモート https://t.co/nTzbMKYx89
— JI0VWL/0 – Freakな日常 – (@ji0vwl) 2020年2月16日
ざっくりとした全体の動きは以下です。
0:45くらいから急にノイズが静かになるのはNR ONにしたのと、RFゲインを若干絞ったからです。RFゲイン回しきりで使ってる方も多いかと思いますのでご参考までに。
この辺りのヒスノイズが7610,7700,7851で結構差が出ます。— JI0VWL/0 – Freakな日常 – (@ji0vwl) 2020年2月16日
リモート初挑戦は、たしか2010頃。結婚後、なんとか気軽に無線をやる方法はないか?ということで色々と検討していました。(記憶が曖昧で、年は多少前後するかもしれません)
この時は、FT-920 + HamRadioDeluxe(操作) + Skype(音声) というまさにPoCの時代でした。この時はまだ遠隔地からアンテナが回せなかったので、まずは3.5/7MHzのみで実験を始めていましたが、これはちゃんとやれば普通にコンテストに使えるのでは?と確信を持った時代でもありました。
その後、IC-756Pro2 に変更し 2012 IC-PW1追加、この辺のタイミングで RS-BA1を導入して音声と操作の一本化、ローテータの遠隔対応をしたことで、大分実戦的になりました。初めは、Webカメラ2台でアンプのメーターとリグの画面をそれなりに見れるようにしていました。
2015 新スプリアス対応が必要という名目で IC-7700に変更し、RC-28のLAN直結ダイヤル操作が解禁、おまけでVGA出力がついて、リグの画面が直接遠隔から見えるようになったのでWebカメラは1つに。まだヘッドホン出力からアナログで音声を出していた時代です。一応SPDI/Fは付いていたのですが、残念ながらCWサイドトーンは出ませんでした。ただ、ICOMさんに泣きついてRS-BA1 Ver1.80でNAPTに対応してもらったので操作と音声の2系統の同時接続ができるようになり救われました。
2017 USBからCWサイドトーンが出るらしいと聞いて IC-7610に変更、音声がUSB経由のデジタルになって、大分現行構成に近づきました。
2019 LANからCWサイドトーンが出ることを期待して IC-7851に変更しましたがダメで、結局音声がSPDI/F経由の光デジタルに代わり、現在に至ります。
まとめるとこんな感じ。
リグ | 操作 (IF) | 音声 (IF) | |
2010 | FT-920 | HamRadioDeluxe (RS-232C) | Skype (ヘッドフォン) |
2012 | IC-756Pro2 | RS-BA1 (CI-V) | RS-BA1 (ヘッドフォン) |
2015 | IC-7700 | RS-BA1 (LAN直結) | RS-BA1 (ヘッドフォン) |
2017 | IC-7610 | RS-BA1 (LAN直結) | RS-BA1 (USB) |
2019 | IC-7851 | RS-BA1 (LAN直結) | RS-BA1 (SPDI/F) |
※理想 | IC-7851 | RS-BA1 (LAN直結) |
IC-7851ならLAN経由でもCWサイドトーンが出ると聞き、思い切って買い替えたのですが実際には出ず、結局SPDI/Fから音声を出してLAN直結の操作とは別に飛ばしています。このため、せっかく買い替えたのに操作感は正直IC-7610と何ら変わらず、当時は非常にがっかりしたものです。
ここは誤算でしたが、AFヒスノイズは圧倒的にIC-7851の方が静かで、今となっては買い替えて良かったと思っています。(LANからのCWサイドトーンON/OFF機能がつけば言うことなしですが、問合せから一年音沙汰なしです。。悲しい。どうなっているのか再度問い合わせてみます。)
上記、遠隔操作系統図をちゃんとまとめていなかったので、今後少しづつ作成して投稿していきたいと思います。