リモート アマチュア無線局(その1)

リモートの実証実験を始めてから約10年。長年温めてきた?リモート無線局の動画をTwitterで公開してみました。

ざっくりとした全体の動きは以下です。

 

リモート初挑戦は、たしか2010頃。結婚後、なんとか気軽に無線をやる方法はないか?ということで色々と検討していました。(記憶が曖昧で、年は多少前後するかもしれません)

この時は、FT-920 + HamRadioDeluxe(操作) + Skype(音声) というまさにPoCの時代でした。この時はまだ遠隔地からアンテナが回せなかったので、まずは3.5/7MHzのみで実験を始めていましたが、これはちゃんとやれば普通にコンテストに使えるのでは?と確信を持った時代でもありました。

その後、IC-756Pro2 に変更し 2012 IC-PW1追加、この辺のタイミングで RS-BA1を導入して音声と操作の一本化、ローテータの遠隔対応をしたことで、大分実戦的になりました。初めは、Webカメラ2台でアンプのメーターとリグの画面をそれなりに見れるようにしていました。

2015 新スプリアス対応が必要という名目で IC-7700に変更し、RC-28のLAN直結ダイヤル操作が解禁、おまけでVGA出力がついて、リグの画面が直接遠隔から見えるようになったのでWebカメラは1つに。まだヘッドホン出力からアナログで音声を出していた時代です。一応SPDI/Fは付いていたのですが、残念ながらCWサイドトーンは出ませんでした。ただ、ICOMさんに泣きついてRS-BA1 Ver1.80でNAPTに対応してもらったので操作と音声の2系統の同時接続ができるようになり救われました。

2017 USBからCWサイドトーンが出るらしいと聞いて IC-7610に変更、音声がUSB経由のデジタルになって、大分現行構成に近づきました。

2019 LANからCWサイドトーンが出ることを期待して IC-7851に変更しましたがダメで、結局音声がSPDI/F経由の光デジタルに代わり、現在に至ります。

 

まとめるとこんな感じ。

リグ操作 (IF)音声 (IF)
2010FT-920HamRadioDeluxe (RS-232C)Skype (ヘッドフォン)
2012IC-756Pro2RS-BA1 (CI-V)RS-BA1 (ヘッドフォン)
2015IC-7700RS-BA1 (LAN直結)RS-BA1 (ヘッドフォン)
2017IC-7610RS-BA1 (LAN直結)RS-BA1 (USB)
2019IC-7851RS-BA1 (LAN直結)RS-BA1 (SPDI/F)
※理想IC-7851RS-BA1 (LAN直結)

 

IC-7851ならLAN経由でもCWサイドトーンが出ると聞き、思い切って買い替えたのですが実際には出ず、結局SPDI/Fから音声を出してLAN直結の操作とは別に飛ばしています。このため、せっかく買い替えたのに操作感は正直IC-7610と何ら変わらず、当時は非常にがっかりしたものです。

ここは誤算でしたが、AFヒスノイズは圧倒的にIC-7851の方が静かで、今となっては買い替えて良かったと思っています。(LANからのCWサイドトーンON/OFF機能がつけば言うことなしですが、問合せから一年音沙汰なしです。。悲しい。どうなっているのか再度問い合わせてみます。)

上記、遠隔操作系統図をちゃんとまとめていなかったので、今後少しづつ作成して投稿していきたいと思います。

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