2019 KCJ TOPBAND コンテスト

画面左:クライアントPC(上田市)、画面右:サーバーPC(飯綱町)、Mac:シンクラ端末

先日購入したIC-7851の打ち初めとして、5年ぶりにKCJ TOPBANDコンテストに参加しました。今回も前回に引き続き、リモート参加です。逆に、まだIC-7851を直接触ってQSOしたことがないという。。

PC構成

昨年夏に上田市の自宅側(シャックじゃない側)に4kモニタを購入し、コンテスト初投入です。

MacBook Pro early 2015 を操作のためのシンクライアントとして使用し、飯綱町のシャックのRS-BA1サーバーPCと、足元(写っていませんが)にあるRS-BA1のクライアントPCにリモートデスクトップ接続しています。クライアントPCには、サーバPC経由の受信音声(RS-BA1 version2を音声送信専用で使用)とIC-7851(遠隔操作用)を2台同時接続します。

・シンクライアントPC:MacBook Pro early 2015 + 4kモニタ(Phillips 328P6VJEB/11

・RS-BA1クライアントPC:Windows 10 Pro / core i5 / 16GB デスクトップ機 (音声受信用 + Equalizer APO

・RS-BA1サーバーPC:Windows 10 Pro / core i5 / 8GB デスクトップ機(未だにzLog。。 +  IC-7851 S/PDIF受信音声※)

・IC-7851:RC-28直接遠隔操作

※少し触ってみましたが、IC-7851のLAN接続からCWサイドトーンが出ないようで、とりあえずS/PDIFから出してサーバーPCで取り込んでからクライアントPCに送っています。このためにIC-7851を買っていますから、ICOMには状況を伝えて対応待ちです。

遠隔操作はそこそこCPUを食うようで、クライアントPC、サーバーPCそれぞれ30%平均の使用率でした。シンクライアント側も同程度でしたが、リモートデスクトップソフトによって全然負荷が違うようです。MacのMicrosoft Remote Desktop Betaが一番軽かったので、これを使用しました。Parallels Clientや、Parallels Desktop上のWindows 10の普通のRemote DesktopだとCPU 100%近くなり、Macが熱々になってしまいます。

所感

・ほぼ無準備で開始30分前にリモートシャックに入ったところ、音声が出ません。クライアントPCの再起動でなんとか音が出ましたが原因わからず。音が出たのが開始10分前で、めちゃくちゃ焦りました。。

・LANからCWサイドトーンが出ないので、とりあえずS/PDIF経由の出力で対応しています。IC-7700のときはS/PDIFからCWサイドトーンが出なかったのでヘッドホン端子から無理やり出していましたので、まだ理想形ではないですがそれでも大きな進歩です。

・IC-7610ではUSB端子からサイドトーンが出たので同じような感じではあるのですが、コンテストのようなQRM時にRFゲインを絞ってもAFノイズがうるさいのに我慢できなくなり、IC-7851にしてしまいました。IC-7851は流石に静かです。RFゲインを半分程度に絞ればほぼ無音。うん、これこれ。

・21:00開始。定石通りスタートからRunしましたが、ものすごい勢いで呼ばれます。IC-7851はザワつきが少なく、KCJ推奨周波数1.908-1.912とたった4kHzしかないのにバンドが広く感じます。AGC-OFFでRFゲインを2時〜3時位置に絞り、フィルタは開始直後150Hz-200Hzで運用しましたがAFノイズレベルが低く不快感があまりありません。ルーフィングフィルタは1.2kHzというのがありますが若干信号レベルが下がるので、ローバンド専用といった感じでしょうか。

・50分経過したくらいに、Equalizer APOを操作したところ急に受信音が聞こえなくなりました!まだ呼ばれているというのに。。クライアントPCの再起動で直りましたが、当然周波数は失ってしまい大失速。これは触らないでそのまま放置したほうがよさそう。。ちなみにEqualizer APOはリグのAPFだけでは物足りないので、クライアントPC上でCWの音声だけ増幅するのに使っています。

・周波数を失った後1.8MHzでもRunしましたが戦果なし。徒労に終わります。1局でもDXができればと思ったのですがアンテナが低いので厳しいのかも。その後2時くらいまで粘りましたが、あまりにも呼ばれないので目覚ましを5時半にセットして就寝。

・6時前に戦線復帰。もう、みなさん結構出てらっしゃいますね。ちょっと出遅れた感。さらに6時半ごろに実家側(シャック側)のブレーカが飛んでしまい(朝食準備で電子レンジ使用?)、しばらく全く遠隔操作できなくなるハプニングが発生しました…(汗)。電源復帰後念のため300W〜500W程度に落として再開し、9時まで粘って少し上積みします。

・15時前に再度戦線復帰。もうDXは諦めて、1.9MHzに専念します。レートはそんなに良くありませんが徐々にQSO数が増えて、なんとか目標の200Qはクリア。マルチは、山梨、愛媛あたりを落としたのが悲しい。。DXが1.9MHzで呼ばれた1局しかできていないのでかなり期待薄ですが、入賞できれば嬉しいです。

 

IC-7851ですが、キークリックの強い局が隣にいる&微弱信号の受信時はそこそこ受信に苦戦してしまいましたので万能ではないものの、ほぼ期待通りの静かさでホッとしました。ただ、遠隔地からだと見た目や操作性はIC-7610と何も変わらないのが残念ではあります。UIが統一されているのがICOMのいいところですが(笑)

QSOいただいた皆様、ありがとうございました。

※そうそう、新しいTS-890やFTDX101MPなどでなく、なぜ今さらIC-7851にしたのか書いていませんでした。
理由1:直接LAN接続可能で、RS-BA1/RC-28のセットアップが楽&使いやすいから。
理由2:会社としてUIが統一されているから。
理由3:計測器みたいで、単純に見た目がかっこいいから。
アプリの使い勝手と見た目は結構大事です。

 

<結果(付き合わせ前、生データ)>
 バンド  交信局数  得点  マルチ
  1.9 MHz     218       222     47
  合  計       218       222 x   47  =  10434


<時間ごとの交信局数>
       1.9    ALL
 [21]   80     80
 [22]   37     37
 [23]   16     16
 [00]    3      3
 [01]    2      2
 [02]    0      0
 [03]    0      0
 [04]    0      0
 [05]    0      0
 [06]   11     11
 [07]    5      5
 [08]    5      5
 [09]    0      0
 [10]    0      0
 [11]    0      0
 [12]    0      0
 [13]    0      0
 [14]    0      0
 [15]    6      6
 [16]    8      8
 [17]   14     14
 [18]   10     10
 [19]   13     13
 [20]    8      8
Total  218    218

 


結果(1位)

 

 

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