全市全郡コンテストの3.5MHz CWを聞いてみました。今回もシャックから60kmほど離れた自宅からリモート受信です。動画1を参照ください。
・3.5MHzにおいて、プリアンプOFFであれば、RF-GAINを右に回し切った状態でもOVFは点灯しませんでした(DIGI-SELの出番なし)。またプリアンプ2を入れた状態でもRF-GAINを3時の位置くらいに絞ればOVFは消灯しました。夜間の14MHz以上ではRF-GAIN右回しきりでプリアンプ2を入れてもOVFは点灯しませんでした。
・送信状態に入るときにボツっという音が出て気になります。また、DIGI-SELを入れた状態で特定の周波数をまたぐと同様にボツっという音が出ます。例えば3.510.0、3.514.0、3.518.0の4kHz刻み。あまりいい感じはしませんね。DIGI-SEL OFFなら問題ないです。動画2を参照ください。
・250Hz SHARPのフィルタであれば、隣にkWがいても一応RUNできそうです(抑圧は受けるので可能な限り避けるべきですが)。空いている周波数もあるので、通常は500Hzとか350Hzのフィルタでも大丈夫そうですね。
ということで、あまり長時間は聞けていませんが、夜間の全市全郡 3.5MHz CWをという比較的シビアなコンディションで聞いた感じでは、IC-7610は実戦機として必要十分な性能を備えているのではないかと感じました。
ボツ音の課題など細かいところはもう少し時間をかけて調査していきますが、コンテストでも問題なく使えそうです。今回は強い信号の受信しかできていないので、また機会があれば微弱な信号も聞いてみたいと思います。
あと、まだ再現性が低いですが、一旦LAN経由のリモートがつながらなくなると、電源をOFF/ONしないと復帰しない事象が2回ほど起こりました。IC-7700ではこんなことはなかったです。色々いじってみて、おかしなところを見つけたら、ICOMに連絡しようかなと思ってます。まだV1.00ということでいろいろ潜んでいそうな気がしますので、無償ボランティアテスター承りますhi